私が障害者施設(作業所)に就職して2日目。
ある重度の知的障害のある人の見守りをしてい たとき、その人が作業所の外に出そうになったので、慌てて制止したら、髪の毛を掴まれ、腕を ひっかかれる羽目に...
突然のことでなにが起こったのかよくわかりませんでした。
障害のある本 人の立場からしたら、いきなり来た知らない人間に自分の行動を制止され、とても不安で抵抗し たくなったのだろうと思います。
言葉でのやりとりが難しい人にとって、体での表現は自分の思い を伝える大切な手段です。
手が出てしまうのは一見すると、「問題行動」に見えるのですが、その 背景には不安や自分の意志を表現していることが後々にわかってきました。
声を出したり、動かなくなったり、一つのことに集中したり...人によって、その表現方法はさまざ まです。
周りからしたら、問題に思えることも、本人の側からすれば、そこにある思いを出している ことがあります。
それをどうとらえていくのか、「本人さんはどう思てはるんやろ」(岡崎英彦・びわ こ学園初代園長)という視点を大切にしたいと思うのです。
雑貨屋 ごろね
障害のある人が働く作業所で作った雑貨とコーヒーの販売 京都・東山 三善(みつよし)路地 2020年7月23日にオープンしました。
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